This video was composed by Chance Operation.
カットの連続性で物事が綴られるならば、連続性の意味から一脱する映像も可能だろうか。
時間軸の表現である音楽に、チャンス オペレーションがある。 ジョン ケージの方法論は、映像でも有効だろうか。
連続性の意味から一脱する映像。
カットの連続性で意味が作れるぐらいにカットを用意し、カットのセレクト、各パラメータをチャンス オペレーションによって決定する。
ケージのチャンス オペレーションにおいて、休符も存在するため、それも取り入れようと試みた。
音楽の休符、映像において何をもってイコールとするか。
結果、白を休符とした。 映像では、休視とよんだ方がよいのだろうか。
不確定に紡ぎ出されるカットよりも、この休視の方に趣が傾いてしまった。
「間」を作り出す最適解がここにあるのではないか。
用意したカットに意味性が含まれている状態のものが多く、チャンス オペレーションに頼ったとはいえ何らかの意味性が垣間見える気がする。
次は、別の答えを用意しようと思う。